6月12日 座談会13

質問者:貯蓄から投資という掛詞で投資教育が叫ばれていますが、
     お金を増やすという面では色々と紹介され議論されていますが、
     そのお金を手に入れた後に、どう使うかという発想は
     少ないない気がします。

     投資家やお金を増やすということでしょうが、
     資本家というのは金を使うことまでも含まれるのではと思います。
     我々は「資本主義」の社会に生活しているのに、
     その肝心な「資本家」という言葉や人物はなかなか登場しない
     という点に関心を持っておりますが、お二人の資本家に
     対する定義を教えていただきたいと思います。
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澤:私はこのように考えています。というのは、人はそれぞれに持って生まれた
  ものがあります。それは不公平なものであることは仕方ないと思います。
  しかし、それをどのように社会に配分していくかが重要となります。
  であれば、資本家はどんどん増えて欲しいと思います。我々としても
  どんどん稼いで、どんどん社会に還元していきたいと思っています。その
  際に大事なことはどのようなビジョンの下で社会還元したいか、という
  ことだと思います。資本家を卑しいと言いたい人には言わせておけばいい。
  しかし、我々は高貴な資本家になりたいと思います。

藤:格好よくお金を使う、という発想は日本では乏しいと思います。その理由
  として、これまでそもそもお金持ちになることができなかったのではない
  でしょうか。それは税制の問題などもあると思います。
  現在株式上場も含め、多くの金持ちが生まれていますが、その使い方に
  これからの注目が集められると思います。
  この前、上場・未上場の社長の集まりがあったのですが、そこでワタミ
  フーズの渡辺さんが、カンボジアに学校を作るプロジェクトを紹介して
  下さりました。それを聞いて私を含めた多くの人が感動していました。
  私の考えとしては、おそらくこれから多くの資本家が現れると思います。
  そしてその中で「格好良い資本家」が少しずつ出てきて、それを見本と
  して、さらなる資本家予備軍が出てくると思います。
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# by project13percent | 2005-06-10 10:37 | 座談会Ⅲ June 12, 2005

6月12日 座談会14

質問
2つほどお礼を言いたい。主人の父方が源氏、母方が平家の出身。永遠のテーマなんだなと思った。私は歴史の延長線にいる。リスク対策と思ったとき、企業を元気にするには、個人のリスクマネジメントが大切ある北海道のお医者さんがかいた、食べ物が宇宙と関わってるという内容の本を手にしている。

もうひとつお願いがあるのですが、子供たちに金銭教育のボランティアをしたい。ここにいる皆様でお手伝いをできる方がいればお願いしたい。小学生の4、5、6年むけ。お金のゲームから。お金を借りてまで、おっきなことをやってみようという考え方はない、もう少し大きな夢をみるきっかけになるのではないか。

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藤:お金のゲームはやめたほうがいいのでは。お金をゲーム化してはいけない。金銭感覚を養うには、お年玉は廃止した方がよいでしょう。お手伝いしたらお金をあげるとか、お金より、まずは働くことに対する意識を養わせることがお金への感覚も学ばせることになる


質問者
働くことにたいする対価としてお金がはいって、貯金させることを体感させるというやり方ですね、ありがとうございました。

渋澤:ご参考までに、メリルリンチでは、小学生を対象としたマネー・キッズ・キャンプを実施していて最近オブサーバーとして参加しました。

そして、渋沢財団のほうでは、来月に高校生を対象に明治時代の渋沢、三井、岩崎、浅野などの実業家グループに別けてロールプレイングしながら、当時の合併とかのビジネス環境を学ばせる企画があります。

澤上:まず親の教育が必要。親をまずやらないとだめだね(笑)。

道源:農村留学というのもある。都心からきて農作業する。非常にいい子になって都会にかえっていく。ものづくりが大切。いま日本でたりないもの、土をいいものをつくるといいものができるという体験をさせる。

平山:冒頭紹介した本に、「脳ではなく身体で学ぶことが大事」ということが書かれていました。頭で考えているだけではなく、身体を使って、身体で覚えていくことが大事なのでしょう。まさに、地道に「土を練るような」仕事に徹することで、土を育むことで、金銭教育も含めた、次代の花を咲かせていくことができるのではないでしょうか。
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# by project13percent | 2005-06-10 10:36 | 座談会Ⅲ June 12, 2005

project13%の第三回座談会・参加者募集の御知らせ

皆様 御知らせです。

来る6月12日(日)午後、project13%の第三回座談会を
開催させていただきたいと思います。

つきましては、いよいよ今回からproject13%のblogを
ご覧になっている皆様にも、抽選で僅少名募集させていただきます。
→締め切らせていただきました。

第三回座談会のテーマを、
「wealth(利)は、vision(志)やwellness(感動)があってこそ」
とさせていただき、

藤野英人さん(レオスキャピタル)と
澤上篤人さん(さわかみ投信)を
中心に座談会を開催したいと思います。

モデレーターは、私、平山賢一(「インベストライフ」編集委員)が
努めさせていただき、素晴らしい音楽を奏でるようなひとときに
していきたいと思います。

【日時・場所】
12日(日)午後・東京23区内
詳細は、抽選の上、6/9(木)までにメールさせていただきます。

【Project13%のスタンス】
http://blog.livedoor.jp/hirakun/archives/12408615.html

【いままでのProject13%座談会】
第一回
http://project13.exblog.jp/i2
第二回
http://project13.exblog.jp/i4

宜しくお願い申し上げます。

平山賢一
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# by project13percent | 2005-06-03 22:00 | 座談会Ⅲ June 12, 2005

出生率、1、29の裏側にあるもの。


愛川眞由です。

「出生率の低下がとまらず。。。」というニュースを、今日、目にしました。

ニュースのインタビューに答える女性の方々が「子供を安心して産めるような
環境が整っている感じがしない。。」と答える姿に、「一体何が、世の女性達に
そう思わせているんだろう??」と感じた方も多いのではないでしょうか?

実は昨年、友人でアクション女優の秋本つばささんと現代を生きる女性のこのような不安について話す機会があり、最終的には「働く女性のネットワーク創り」に何か貢献できるようなイベントをやりたいね!というところで意気投合し、現代を生きる女性たち(女優、ダンサー、アーティスetc。。。)によるコラボレーションショー 彩祭を企画しました。


*詳しくは舞台裏ブログを御覧ください。

以前から、この少子化問題には個人的に興味を持っていましたが、
私自身も一人の女性としてこの企画に関わる中で、この「少子化問題」の裏側に
あるものを、より感覚的に感じるようになってきました。

このプロジェクト13%は、個人ひとりの判断ではなく、家族という単体の判断というものも大切にしていて、最初にこのプロジェクトの説明文の中に「ご夫婦、ご家族と一緒にご参加することを是非お勧めしたい。当日、会場の裏舞台には、モニター付きのフリースペース室も設けるので、小さいお子様とご一緒の方もお気楽にどうぞ。」という一文を見た時に、私は一人の女性として非常に嬉しく感じたのをよく覚えています。

それはこの現代社会において、「豊かさ」っていうものをただ利益や成績を出すことだけでなく、女性の価値観も、子供の価値観もきちんと大切にするような「真の豊かさ」を創っていけたら。。。という、とても温かい響きを感じたからだと思います。

そういえば、この「彩祭」出演メンバーの女性陣&男性演出家&男性スタッフによる
第一回目のミーティングが4月にあったのですが、 まず出演者の女性陣で、もっと
このプロジェクトの目指す方向性を 明確にしておこうということで、ショーのテーマ、方向性について 熱〜いトークバトルが繰り広げられたことがありました。


その時に「まずこのショーは、ただショーをやって終わりではなく、 最終的には
働く女性のネットワーク創りに貢献できるものにしたい。
より自分らしく生きて、幸せになれる女性が一人でも増えたらいいね。」と、
企画立ち上げ当初、企画発案者の秋本つばささんと話していたこともあり、
目指すところは「幸せな女性が増えること。。。(もちろんこれは、その女性のパートナーである男性、その子供が幸せになること=「家族の幸せ」にダイレクトに繋がります。)」

ということで、「女の幸せ」について、各々がどう思い、
日々生きているかに関して、女性の本音トークが炸裂しました。

これだけ女性の生き方が多様化してくると、結婚するか、しないか 。。。?
子供を産むか、産まないか 。。。?どのようなスタンスで仕事をし、または
しないのか。。。?とにかくバリエーションは無限大なのですよね。

「女の幸せといったら「対おとこ」。やはり♂、♀のメスの幸せ ってことだと思う」
という非常にストレートな御意見から、 中には「結婚しないで、私は一生独りで
生きて行く。。。」と決意した 女性たちも私の周りには結構いる。。。という話など、
参加者女性のそれぞれのユニークな生きざま、考えていることを聞いているだけで、
私自身も一人の女性として、非常にいろんなことを感じさせていただきました。

そして最後に男性の演出家、スタッフの方々の意見がまた非常におもしろく、
やはり男性の方々の視点や御協力は、このプロジェクトの成功にはかかせないな〜と思った次第です。

特に私自身が一番印象的だったのは、男性スタッフのこの御意見。

「話を聞いていて、僕が非常におもしろいな〜と思ったのは、 男性はこうやって
集まって「男の幸せとは??」とか言って 語り合ったりしないんですよね。
男性はそれよりも「成功」ってキーワードの方がピンとくる。

だから「女の幸せって??」というテーマで、こうやって語り合うこと自体が
もう「女性っぽい発想なんだな〜」って、非常に興味深く話を聞いていました。」


それを聞いた女性陣は「えっ??そうなの〜〜〜??!」
とびっくり。。。!


でも「なるほどな〜」と思いました。

以前、ある本で読んだのですが、一般的に
「男性ははウルトラマン思考、女性はお姫さま指向」というのが
根底にあることが多いんだそうです。

お姫さまは「大事にされてて愛されてて、自身もキラキラ輝いてて満足〜
幸せ〜」って感じだけど、ウルトラマンって別に「幸せ」がどうのこうの
っていうよりは、 「正義の味方=かっこいい=成功」って感じですものね。

そして締めの男性演出家のお言葉

「今回の話し合いで見えてきたものは、これだけ意見も生き方も多様化してきて
いるけれども、自分も参加メンバーも「日本人」ということで、
テーマは様々な生き方をしている人たちの「和」かな〜と。。」

この「和」が性別を越えて、社会で深まっていけばいく程、「少子化問題」も
緩和されていくのではないかと、個人的には感じています。

「和」を感じて生きていれば、女性も安心して子供も産めますよね。
それには体制作り、云々あるでしょうが、まずは自発的に集まった女性メンバーと
それを応援してくださる男性の方々とで、この企画をたちあげるところから
始めてみようと思った次第です。

是非この企画で「少しでも日本の社会の「和」が深まればいいな〜と。。。」
そういう「和の拡がり」の想いを込めて、この企画にタイアップしていただける企業さんや、スポンサー企業さんを募集しております。
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# by project13percent | 2005-06-01 22:11

シンクロ

こんにちは、渋澤健です。

田坂広志さんの著書、『未来を拓く君たちへ』
を読みました。

田坂さんのメルマガ「風からの便り」
いつも愛読しておりますが、スッと染み込む
ようなメッセージにはいつも感銘を受けて
います。

今回の著書を読んでちょっとうれしい発見は、
田坂さんが紹介しているお考えは、私が
最近考えていることとほぼ同じなことで
あったことでした。

もちろん、私よりはるかにお上手にお伝え
してありますが。。

田坂さんは何回かお目にかかった方ですが、
特に話し込んだという経験もありません。
このように違う空間に生活をしているのに、
考えがこのようにシンクロしているという
ことは本当に面白いですね。

まさにプロジェクト13%のよう。。。
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# by project13percent | 2005-05-29 21:48

14 March,2004 Conference session3

2004年3月14日のコンファレンスでは、
こちらで紹介させていただきました様に、
3つのセッションに分けて座談会を行いました。
今回は最後のセッションであるセッション③の紹介がてら
簡単に内容を掲載させていただきます。

セッション ③ ウェルス(経済的な豊かさ): 
           『先立つものは・・・』 豊かさを実現するために      


・モデレーター:BNPパリバ証券会社 東京支店 
         株式セールス&ポートフォリオトレーディング部 部長 平塚基巳


・パネリスト: さわかみ投信株式会社 代表取締役 澤上篤人
           「長期的視野による株式投資が成功のカギ」


・パネリスト: インテグレイティド・ファイナンス証券株式会社 
         マネージングディレクター 竹田竜哉
           「投資の基本は債券」


・パネリスト: 株式会社フォルテシモ 
         日本ファイナンシャルプラナーズ協会正会員 林敏江
           「あなたの保険、わかっていますか?」


このセッションでは、これまで議論してきた志・ウェルネスを支えるものとして
ウェルス(富・資産)をどのようにマネジメントしていけばよいのか
議論いたしました。
その際のキーワードとして、
リスクマネジメントの考え方を中心として、
お三方のご意見を伺いました。

澤上氏には、成長経済から成熟経済に移行したことにより、
これからは個人でも自分の将来を見据え、
勤労所得を株式のような金融資産に投資する必要がでてくる点を
ご指摘いただきました。
その際に事業家精神の強い企業と長期個人投資家が
成熟経済の車の両輪になって、
経済を拡大、発展させていくという話をしていただきました。

竹田氏には、個人の長期的な資産と負債のバランスシートの重要性を
ご指摘いただき、その上で個々が
自分に合ったリスクを取るように注意しなければならないという点をご指摘いただきました。
具体例として、若年層のように自分の資産の殆どを労働力で占めている場合は、
労働力と関係性が高い景気の影響を強く受ける株式に投資するのではなく、
債券投資を基本とすべきであるという話をしていただきました。

林氏には、リスクマネジメントの際に有効なツールである保険について、
保険の3つの基本形についてご説明いただき、
バランスシートにおいて自分が保障したい資産は何かということを明確にして
意識的に保険を購入することの重要性についてご指摘いただきました。
その際に、現在では仕組みの分かり辛い保険が多くなっており、
仕組みをきちんと理解しないまま保険に加入する人が増大している
という問題があるという話をしていただきました。

お三方の話で共通するのは、
まず自身の抱えるリスクを理解することが重要であり、
そのリスクにどのように対処するかを、
自分なりに自分の生活に合わせて考えていかなければならないという点でした。
さらに、各自がそのように判断するためには、
株式でも債券でも保険でも、まず商品の中身をよく知ることが必要となり、
何故その商品なり保険を購入するのか
理解しなければならないという点もあげられました。
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# by project13percent | 2005-05-25 14:32 | コンファレンス Mar.14, 2004

写真展・写真サイトのご案内

前回の座談会でパネリストをされた、フォトジャーナリスト篠利幸先生の写真展があります。
公式サイト、展示されているお店とあわせてご案内させていただきます。

素晴らしい写真ばかりですので、是非とも足をお運び下さい。

■篠 利幸写真展 フォトンブラ・ヴェネツィア FotOmbra Venezia
昨年の11月から12月にヴェネツィアで開催された写真展を再現します。
会期:7月7日(木曜)~15日(金曜)12:00p.m.~7:00p.m.会期中無休
会場:ギャラリーブロッケン
住所:東京都小金井市本町3-4-35
電話:0423-81-2723
私の写真展の翌日からはイタリア人画家、パスクァレの展覧会、
‘FISIOGNOMIC MAPS’「観相学的地図」が開催されます。
このギャラリーの近くにある某蕎麦屋で幻の焼酎、「森の伊蔵」が
グラス1杯600円!胡麻たれのざる蕎麦とよく合います。


■下記のサイトでは私の写真やフォト・エッセイを掲載しています。
1.ヴェネツィアでの写真展公式サイト:www.toshi-shino.com
2.webマガジン「マカロニ・アンモナイト」:http://ammo.jp/monthly/0505/index.html
3.写真撮影技法講座サイト:http://www.yutolife.com/user/backphoto/photo.jsp
4.デル・ソーレ・ギャラリーサイト:http://www.delsole.st/shino/index.html
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■私の写真が展示されているところ(下記記載のURLのイメージ写真も):
1)リストランテ・グロッタ・セレステ La Grotta Celeste
  ”「トスカーナの大地の風と香り」スペシャルフォトギャラリー”として
  店内には4点の大型作品の他、全紙サイズの写真が合わせて25点あまり
  展示されています。(5月17日よりしばらく常設になります)
  住所:港区南青山3-8-40 青山センタービル1F
  電話:3401-1261 ・最寄り駅:東京メトロ線表参道
2)トラットリア・ブイトーニ Trattoria Buitoni
  店内にはイタリアの南から北までの田園風景など十数点を常設展示。
  畳一畳大の大作も2点あります。
  住所:西新宿1-5-1小田急ハルク8階
  電話:5321-7230
3)イタリアンバール バルド・ヴィーノ BALDO VINO
住所:西新宿1-1-5新宿ルミネ1 7F
  電話:3342-1585
4)リストランテ ダ フィオーレ Ristorante da Fiore
住所:渋谷区神宮前5-39-3 神宮前OSAKIビルB1-1
  電話:5766-9703
  http://r.gnavi.co.jp/g995100/menu1.htm
5)バー&エノテカ インプリチート bar&enoteca implicito
住所:渋谷区東4-6-3 (恵比寿から東4丁目交差点手前左手)
  電話:5774-4433
6)ラ テンダロッサ ristorante la Tenda Rossa
住所:横浜市中区太田町6-75
  電話:045-663-0133
  http://www.tenda.jp/index.html
7)ペル トゥット PER TUTTO
  住所:新宿区新宿4-1-9 新宿ユースビル3F
  電話:5369-3432
  (写真展示はまだ準備段階程度ですが6月以降は本格的な展示予定です。
   店のプロデュースは旧都立大・ブブリー店長の國分さん) 


●写真について 
 写真が眼だけをもって撮ることができると考えるのは十分ではない。むしろ、五感の
全てを駆使して為されるべきものである。たとえ眼を閉じていてさえも撮影は可能であ
り、写真行為は撮影の瞬間のみに成立するのではなく、過去の記憶と未来への希望の間
に存在する。それは「旅」の途上でのことだけではなく、むしろ日常的な体験の中にこ
そある。実際、私は写真家というよりもやはり旅人であるが、画家が絵を描き、音楽家
が楽曲を創作することのように、写真もまた思考と瞑想の手段であり、尚且つ、当然、
それを楽しみとしているのである。
 私は口や手による表現の代わりに視覚の可能性によって自己を表現しようとする。声
高に叫んだり、腕力によって自分を主張する必要はない。私の写真には強烈な光や色彩
のコントラストはむしろまれである。しかし、私がこの眼でとらえまえた静謐さの中の
奥深いイメージを、友人と語り合うようにシャッターを切る。私は音や匂いさえもかつ
て体験したかのようなノスタルジックな想いで伝えたいと思っている。       
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# by project13percent | 2005-05-25 14:01

旅人体験記。イタリアの愛が満ちた「トスカーナの青い空」

川上です。追加。

伊井さん:光と影のコントラストがすごい!の写真の前で。
山下さん:絵画じゃないの?の作品の前で。

篠さんが撮って下さったプレゼント!!!

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一緒に映ってるのは!
Dario Ponissi
『キャンティ・クラシコ協会』会長から直接の1本1本。
エマニュエラ・ストゥッキ・プリネッティ様
愛するワインたちの仕上がり解説いただいたワインを飲み終えて1枚。
トスカーナの料理はLaGrottaCeleste ソムリエシェフ 松川良太様へグラッチェ。

チャオ!
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# by project13percent | 2005-05-20 01:04

オーガニック・ワイン

ヤマシタです。

また、こいつは、ワインの話し?と思う方もいらっしゃるでしょうネ(^^;。

今回は篠さんにお誘いいただき、
■■偉大なるキャンティクラッシコ「Baia a Coltibuono」と
フォトジャーナリスト篠利幸の写真で巡るトスカーナの夕べ■■
に行ってまいりました。

バディアアコルティブオノ(ワインの会社)のエマニュエラさんも来日していらしゃいました。
マニュエラさんは、キャンティ・クラシコ協会の会長で、600の生産者をまとめられて
いらっしゃいます。
彼女はオーガニック・ワインを初リリースするということで日本にいらっしゃっていました。

オーガニック栽培とは肥料や殺虫剤などの合成化学製品を使わず遺伝子組み換えを
施したブドウの使用も認めないものです。
オーガニック・ワインの条件はEUの法規で決まっていて最低3年間はオーガニックに
よって畑をマネジメントしなければならないと義務付けられているそうです。

マニュエルさんの畑では1980年代半ばから除草剤や殺虫剤などの使用を抑えるなど
してきたらしいですが、今回2000年から完全にオーガニックに転換し、2003年の
ビンテージからオーガニック・ワインに認定され熟成期間を経て今回リリースされました。

そのワインと共に、篠さんのトスカーナの写真を堪能してきました。ほんとに
絵画のような写真で、しかも私が気になった写真は、大きな木があって、手前は
太陽の光が燦燦と当たっているにもかかわらず、向こう側の空はいつ雨を降らしても
おかしくないようなまっくらな空で、大きな空間を感じるものでした。そこにおじいさんが
こちらに向って歩いてきている写真です。

篠さんに写真集を頂いたのですが、その中にその数分後の写真がもう1枚ありました。
おじいさんが、もっと近づいてきていて、時間が加わったのでした。
そう、空間・時間・人間を写真の中に見つけましたヨ。本当に凄い表現力だなぁと圧倒
されました。

それから、篠さんのスピーチの中で、

「葡萄は育てるものではなく、育つもの」、
との響きを聞いた時に、何かデジャブな感覚を抱き、瞬間的に「あぁ、これは篠さんから
以前に聞いたこと」、と思ったのですが、よーく思い返すと(酔ってましたので時間がかかり
ましたが(^^))、

建築家の黒川雅之さんが「人作り、物作り、事作り」と良く押しつけがましい人々は云うが、
「人は育ち、物は生まれ、事は起こるものですよ。」と話して下さったことがあった、
ということに気づきました。

全く同じ、「ひと」、「もの」、「こと」の受け入れ方ですね。本当に驚きました。

篠さん、大変楽しい有意義な時間を過ごすことが出来ました。どうもありがとうございました。
これからも、いろんなものに響いて行けたらいいなぁ、と思います。
また、是非ご一緒させて下さいマセ。伊井さん、川上さんもお疲れ様でした。

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# by project13percent | 2005-05-19 23:59

真実のオリジナリティ

先日有る会合で、「○○発ブランド発信の為に」と言うタイトルで座談会を行いました。
当方は、全くの芸術肌には不得手の存在ですが、ブランド創造やオリジナリティの創出
には興味を持っていたので、討議に参加する事が出来ました。
ま、街おこし企画の一つなんですが、「魅力有る街作り」が大きなテーマの中で、
独自性の創出が謳われました。
でも、独自性(オリジナリティ)って何でしょうか?
ま、ノーベル賞受賞者の研究成果は、独自性の高さから評価されていますが、
それでも、過去の歴史や知識の集積の上に成り立っているオリジナリティだと思います。
身近な例で行けば、ウォークマンや電化製品・鉄鋼製品等々の様々な工業製品、
日本に於ける近代化の発展は、西洋の真似や知識の利用から発しています。
実は、その座談会でも、オリジナリティは他者との融合から発展するのだが、その融合の為には、他者を真似し、その懐に飛び込み徹底解剖・自家薬篭し、そこで認められた後に、
大きく飛躍するオリジナリティがあるのだと言うプロの職人の意見が多く出てました。
感性は大事でしょう。でも物真似と自己化はもっと大切だと思います。
オリジナリティの為の基礎。
忘れていた言葉かも知れません。
satokunn
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# by project13percent | 2005-05-17 04:55

本気でやってみよう! OH~!!!

平山さ~ん!行きます!

【いずれではなく、今日ですから!】

永井さんの洗礼により、芸術家になった、ロック的生活詩人・芯がソングライター川上です!

作品:空想(妄想?)の会話。

川上:
凄い事に気がついてしまいました!!!!!!!!!!!!!!!

【渋沢栄一記念財団の旧名は「竜門社」でした。】

論語と算盤のブログから借りてきました。

<竜門>とは、登竜門じゃないですか!!!

あの、日本のハリウッド進出最高売上高を誇る「ポケットモンスター」でも。
モチーフににもされている。<鯉キングがギャラドスに進化する。>
あの、登竜門です!!!!(たとえが、古・新しすぎる)

実は、座談会の後。
篠さんと記念館にいきました。*篠さんの話も次回予定。

青淵文庫の写真。

ちょうど、永井さんが座ってたあたりに「渋澤 栄一」様が座っていました。

驚愕です!

同じ角度で、同じ場所、椅子も一緒かも。

渋沢さんといま話してきたような錯覚に落ちてしまいました。
思い込みが激しすぎるんですよ、わたしは。

わかった!さすがだ!
渋澤栄一は、あの資料館にある企業のみんなの中に生きてる。
博物館に入るような魂じゃなく、生き続けながら渋澤栄一の魂は、拡大していってるんだ!
さらに、泥の中から、いろんなところから。鯉のような、恋多き多感な挑戦者を探してる!

鯉キングは「体当たり」とか「はねる」とかしかできない<鯉>。
ギャラドス(龍)に変える事を願っていたんだ!

言ってみればわたしも苗字が「川上」だし。
いまのところ。体当たりぐらいしか技が無い。
これは、希望を持っていいのではないか?
龍になれるのではないか?

鯉が逆流に耐え、登竜門の滝を逆登るという洗練の門を門人たちと共に布石してた。
ある意味で『クラッシックや<論語と算盤>研究、世界に学んでいくプロセス』
過去を検証することは、逆流を昇ることに通じる!!!
龍は天空の空に昇り、風雲を引き起こす流れを創る!!!!
大きなうねりを、風雲を創る龍になりながら。
プロジェクト13%は、旅人をもひきつけ。
その門は、未来の希望を指し示す、『間』を探求しながら、進んでいく!!!!!
いつも。
門は開いている!!!!!!!

時間・空間・人間!
この<間>の文字には!
『門』があるじゃ~、ないですか!!!

未来の希望をこの『日の本から』、門の向こう側へ光放つ!!!!!!!!
そういう意味だったんですね~。あのステンド・グラスは!!!!!!

永井:・・・・・・・

僕たちは、マー・ライオンになるんですね!!!!!!
世界のドラゴン潮流を創るんですね!!!!
「今から」とか「将来の世代を考える」とか。
すばらしい考えを実現化する<風雲を!>

そうか!
マー・ライオンになるんだ!!!!!!!

永井:落ちがいまいち。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はっ!

ここで、わたしは夢から覚めたのでした。


*金融業界の方。
  虚業とかいうやつがいたら。
  <登竜門産業よ!>と胸をはるべし!!!

: なんで。竜門社なんだろう?「青淵」なんだろう?
  なんて考えてみました。

  青と紫は最高級の位の色です。
  淵は、泉が沸く水源。
  渋澤 栄一。まさに、ぴったり。

  で、あるならば。

  そこに、登竜門の竜門社。
  
  ここに、意味深いものが無いはずが無い!

  最高級の位の水源にまで到達できれば、鯉は龍になる。
  龍は風雲を巻き起こす。

  龍は多くの流れ、川の神様の象徴(千と千尋)
  アジアの龍は水神。

  逆昇るものは、なんだろう?
  過去の記憶?歴史?源流?個人的経験?教育問題?あるべき姿?
  目標?

  いずれにせよ。
  急流をさかのぼるには、「今をすすむ」は外せない要素だ。
  それが。<生>ということだ。

  門の先にあるのは何だ?

  竜門会は登竜門を目指していたのか?
  なんて。歴史ロマン。

  プロジェクト13%の機能は、登竜門か?

  いろんなことを考えました。
  

  はははは!!!!ちょうど時間となりました。

  「笑いと歌でハッピーロード」。

  ちょうど時間となりました。おっぺけぺっぽ-。ペッぽっぽ-。


                               以上。



 
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# by project13percent | 2005-05-14 01:30

5月8日座談会1



本日、今年度第2回座談会を開催いたします。場所は前回同様、渋沢資料館の青淵文庫(せいえんぶんこ)にて。

今回は芸術というテーマを取り上げ、絵画・写真・音楽のジャンルでご活躍の方々によるセッションになります。


パネリストは、フォトジャーナリスト篠利幸さん音楽プロデューサー・指揮者の榊原徹さん食品会社勤務の傍ら趣味でロック活動をされている川上茂康さん、のお三方です。

モデレーターは証券会社勤務、永井聡さんになります。よろしくお願いいたします。
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# by project13percent | 2005-05-08 10:30 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会2

d0013542_1510313.jpg永井氏:第二回のプロジェクト13%のセッションを
始めます。
去年の第2セッションは、「ウェルネス(心と体の豊かさ)」
というテーマで話をさせて頂いたのですが、今回は全体テーマで「これからの豊かさの提案」
と言う串刺しの中から、「感動」と言う項目を取り上げる事になりましたので、芸術的な側面からの話を優先してみようということで、2名の芸術家と1名の
サラリーマン兼芸術家の方をお呼びしております。
まずは皆様に自己紹介をお願いしたいと思います。



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篠氏:写真家とご紹介いただきました、篠と申します。
75年から85年までは画家を志しておりまして、85年からは
写真と文筆を生業としております。目に見れるものは写真で、
目に見れないものは言葉で表現したいと思っております。
現在は田舎の農家に泊まることについての本も書いております。






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  榊原氏:私は基本的に、指揮者という音楽家です。
  しかし、指揮者の範疇を越えたことをしてみたいと
  思っておりまして、総合芸術に大変興味を持って
  おります。
  私の舞台体験の原点は、幼少の頃に観た、
  様々なエンターテイメントであり、
  これは、非常に強く印象に残っておりまして、
その後の舞台芸術のプロデュースに、強く影響を与えております。
現在は「東京テアター」 (Tel.03-5771-8114) という法人化させた団体を率いておりまして、
色々なプロデュース活動を行っております。
私も、篠さん同様多趣味でありまして、その話もさせていただければと思います。
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# by project13percent | 2005-05-08 10:29 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会3

永井:おやじロックをされている川上さんになります。今日は西洋古典の世界に住まわれているお二人に対抗して、ロックと言うモダンなスタイルを追求されてる方です、よろしくお願いします。

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川上氏:一般のサラリーマンである私がここに座ってるのが不思議なんですが。個人的にはアートを生活の中に取り入れてるという評価が非常にうれしい。と同時にこのコンテンツをはじめとしてプロジェクト13%の活動がいかにオープンなのか!
ということを実感しています。
このコンテンツを初めてご覧になっている皆さん。ネットの中でお会いできた皆さん。
是非、普通のサラリーマンも学生さんもこのプロジェクト13%に参加いただき、
時代の中で輝き、スパークしていただきたい!
そんな趣旨を、このキャスティングに感じて感謝致します。

 さて、ご紹介もございましたが。私自身がしてるのは縁あっておやじの会
『丘の横浜:美しが丘:元石川おやじの会』
の発起人になりまして。
で、問題学校の大掃除を終わったあとに何をするのか?
というときに、文化村を創るんだ!と偶然にも経験者がそろいバンドを結成!
その名も「元石川ファーザーズクラブバンド」
そこにちょうど、ソニーミュージックエンターテイメントの藤岡・大谷さんが企画された
コンテストに応募しました。
日本語をロックに載せた、<我らの実感>を表現し、300バンドの応募から予選通過20数組!に入りました。
遂にはTV中継ありの【おやじロック全国大会】に参加いたしました!
そんな時代をロックする生活で自己表現を進めていきたいと思っています。
このプロジェクト13%でも今日は、共にスパークしましょう!
そういう意味で。今日は参加したいと思います。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:28 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会4

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永:さて、今日の話は、マトリックスで見て二段目の「感動」と言う項目に中っています、
本日のパネリスト方々の自己紹介から思いついたんですが、何故今のような活動の視点を得られたのか、まずは、ご自身のスパークされた経験についてお話いただければと思います。
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榊:私は指揮者をしておりますが、一般的に
  堅苦しい人が多いと思われているようで、
  実際指揮者は
  保守的な方が多いという事実もあります。

  しかし、私はできる限り音楽以外の世界に出て
  行こうとしております。
  オーケストラをはじめ、文化芸術などは、基本的には儲からないものですが、
  そのためには国、自治体などからの援助が必要としているのが通常です。

  そこで資金を得るためには、どうしても万人受けの、
  保守的な活動が多くなるのも現状です。
  
  私にとっての大スパークは、これまでの保守的なことから、
  革新的な試みをするために、新しく法人を立ち上げたことになります。
  そのような形になると国からの援助が受け難くなりますので、自分に
  とってもこれは勇気のいることでした。ただ保守的にやっていれば、
  これから先も無難だったかもしれませんが、私にとって、
  それは耐えられないものでした。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:27 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会5

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篠:写真はフォトグラフ、つまり光の絵ですから、
  光がないとうつらない、光だけだと全部とんでしまう、
  影が大事ですね。
  イタリアは太陽が激しく輝くから影も深い、また歴史も重要、
  光に照らされた部分と影があるんです。

  東京はだいぶ変わってしまったが、
  イタリアでは変わらない、
  歴史の光と影をひしひしと感じます。

イタリアでは一歩外にでたら、全員が役者なんです。
  パンを買いにいくだけでもネクタイしてステッキ持っていく。
  自分が神様からもらった人生で、それをどう演出していくか
  という意識が強いのだと思います。都市が劇場、人は役者、イタリア人は人生の達人ですね。


イタリアの高級ホテルに行くと日本より暗い、間接照明なんですよ。
昔オペラは蝋燭で、暗いところでやっていたって言いますよね。

谷崎潤一郎の『陰翳礼讚』の世界もそうですが、昔は暗かったんです。だから、歌舞伎では顔を真っ白くぬる。芸者もそう。
ほのかな光で見えるようにですね。

スパークといっても青白い光でちらちらするような世界の方が好みです。
イタリアに通って28年古代遺跡、水の都、光の都市、影の都市、
いろんなものを見てきました。

べネチアはローマと対照的なんですよ。
やっとベネチアで展覧会を実施できまして、とってもうれしいことに凄い反響があった。普段見慣れてる風景と違うものを見せられるので、毎日家よってくれるおばあさんがいたり、それは自分にとってのスパークでしたね。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:26 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会6

川:なんだかイチローみたいでかっこいいですね!あんなにミュージアムの中で生活しているような、現地の皆さんにイタリアを写し出して評価されてる。
アメリカから来たベースボールでイチローは大リーグで野球観を変えたといわれてますからね。


篠:けどイタリアと日本というのは中々似ているんですよ。向こうで
  は道に迷ったおばあちゃんに道を聞かれることがありますし、歴史
  的にも共通点が多いんですよ。やはり両国は非常に近く、違和感
  がないということを日本の方にも感じていただきたいですね。
  これが私の使命になります。

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永:先ほど篠さんのお話しの中でイタリアでの「光と影」という見方がとっても面白いと思ったんですが、それは榊原さんのお仕事と通じるところがあるのではないでしょうか。

榊:やはりお話で気になっていたのは、東洋人のアイデンティティに
  ついてですね。私もトスカーナに何度か行ったことがあるのですが
  どうしても自分を東洋人として捉えてくるんですよね。

  私が最近気になっているのは、明治時代に西洋文化が入ってきた
  ときに、日本人が、何を西洋文化として受け入れ、どれを自分達の中に吸収した
  のか、という点なんですね。
  ご存知の通り、西洋音楽と日本の音楽では、音の拍子やテンポが
  異なるんですよね。
  日本人がベートーベンをやるときに、またドイツでそれが受け入
  れられた際に、それが日本人が東洋的にやっていることが評価され
  ているのか、日本人がドイツ人と同じようにできることが評価され
  ているのか、そんな事がとても気になりますね。
  
  日本人は、基本的に音の発音の上手くない人が多いのですが、
  それは、言葉の違いよりも、生活環境の違いから来る問題なのではないかと思っています。
  つまり、西洋では劇場や教会など、石造りの建物なので、
  音が響くために、はっきりと発音し伝えようとしないと、
  音が散乱してしまうのに対し、日本では、木と畳という木造主体なので、非常に曖昧な
  話し方をしても伝わるために、こんな感覚の違いが生じるのではないでしょうか。
  それを西洋と東洋の、良い・悪いの話として処理してしまうのではなく、東洋的な個性と
  西洋的な特徴として受け入れることが出来るかと思います。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:25 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会7

永:
昨日たまたまテレビで、京都とフランスの若手料理人が出ていました。
そこでの話は、フランス人は食に対する感性が強いということです。
一方、アメリカ人は食にエンターテイメント性を求めます。
日本人同様フランス人は、味わい・味覚に対する繊細さを求めるんですね。

日本とは相通じるものがあるけど、表現の仕方が違うようです。
西洋人が理解している日本料理と、日本人の日本料理も違う。
その違いをちゃんと理解してもらおうと言うコンフェレンスのドキュメンタリーでした。

フランスにいって京都の料理を披露したら、その繊細さ対する同質性と、表現の仕方に対する斬新性に対して、フランスの若手料理人から拍手喝采を浴びたそうです。

篠さんの写真に対する感じ方ってきっとそういうことなんですよね。

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篠:昔日本画家の方とあった。イタリアに行ったらさぞはじけるかと思ったら、向こうはほとんど褐色なんです。シエナの土を焼いて、建物も土のレンガ、大地の色。そこに緑や花の色、女性の服の色が映えるんですね。街ですと褐色が基本なんです。

日本に帰ってくると、逆に色彩があふれすぎてしまっているんです。しかし、お互い異文化に接することを望んでいますよね。

イタリア映画祭りに行きました。


芸術と愛は共通していますよね。いつもハングリーでないといいものは生まれない。満たされてるとだめです。6色しかない絵の具からのほうが面白いものが生まれる。
欲が満たされていると芸術は生まれてこないんです。
感性の格差を日本人はもっと追求したほうがいいと思いますね。

日本と西洋の違いとして、自然が違います。日本は独特の湿気がある。

ワインは最初は目で楽しむ、次に香り、それから口。
イタリアでは最初に「チンチン」と言いますが、それは最後に耳で楽しむためだと聞いたことがあります。
芸術の最終兵器は音楽だと思うんですね。
音はだまってても聞こえてくる。鳥の声とかね。
星野さんという冒険家が、アラスカでテントで寝ていたら黄色いテントの向こうに何か見えて、
もうだめかと思ったそうです。「何故銃を持たないのか」と聞いたら、銃を持つと
安心して自然の気配に鈍くなる、それが怖いからだ、と。
彼は最後にはシベリアで熊に教われて死にましたが、それは彼の覚悟の上だったんですね。
こういうのは、都会でも大事だと思います。
絶えず飢えていないと。
今度生まれ変わったらパバロッティみたいになりたいね。歌って、道具なしで人を感動させる事ができるんだから、憧れの仕事です。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:24 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会8

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川:この前榊原さんのオペレッタを見た
  (途中発言のあった)【100色の絵の具よりも6色の絵の具の方が創造力を産み出す】
  という指摘は、大賛成で。オペラとに比較されるオペラッタのシンプルさ通じるものあるの
  ではないかと思いました。テレビの無い時代。満ち足りない時代。今よりも物質的には満
  たされなかったであろう環境の中で。実に豊かに、<浅草・明治・大正>の時代には
  豊かな心で想像力から、観客がイメージする豊かな空間があったんだな~。と、
  思いました。
  「論語と算盤」ではありませんが、<明治と大正>。あの時代には、豊かな文化が、
  本当の心の文明開化があったんじゃないかと思うんです。
  舞台は、浅草オペラ・大正時代を舞台としておりましたが、そこに共通点があるのでは
  ないでしょうか。一番驚いたのは、安い価格で明治大正期はオペラが見れたんですよね。
  食文化をあの舞台を観てから振り返ると非常に想像性豊かです。
  あんぱん・とんかつ・カツカレーというものがあると思いますが、
  それは日本のものと西洋のものを組み合わせて創意工夫する。なんか、すごい!
  独自のものを作り出した良い例だと思います。


篠:オペレッタが大衆的なものであることも素晴らしいと思います。
  大金を払わなければ見れないものでなく、誰でも見れるものに
  した点が素晴らしい発想だと思います。以前もと祇園の芸者を
  されていた方とお話していたのですが、芸術に必要なことは
  スポンサーではなく、パトロンだと思います。スポンサーは見返り
  を求めますが、パトロンは純粋にその芸術家を援助しようとして
  います。その差は大きいのではないでしょうか。


榊:私が危惧していることとしては、情報が多くなるにつれ、想像力
  がなくなってしまうことになります。例えば舞台装置にしても
  大掛かりなものを作ると数千万かかってしまいますが、そうする訳
  にはいかないのでいかに想像力を活用するか、という問題になり
  ます。シェイクスピアの時代にはほとんど舞台装置などなかった
  と思いますが、それでも素晴らしい劇を作っていました。これが
  想像力を活用した良い例だと思います。日本人も明治維新のころ
  には西洋のものを「これをどう使うのか」という点についていち
  いち想像することができたと思います。
  現代の日本では情報量が多くなりすぎてしまい、そこで余計な
  雑音も増えてしまっている点は心配ですね。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:23 | 座談会II May 8, 2005

5月8日座談会9

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篠:イタリアでは朝最初に聞こえるのは、鳥の鳴き声です。

そしてその次に朝7時に、あちこちの教会の鐘の音が聞こえる。音で一日がはじまりますね。
それから窓をあけると、
サッと光が入ってくる。こんなドラマティックなことはないですよ。自然に一日のスイッチが入る。

日本だと、受動的にTVのスイッチをつけないと始まらない。それから、会社に行っても受身で仕事をしている。

出版社は今すごく不況なんです。
一時は漫画がブームで、漫画家がベンツに乗っているという時代もありました。

最近はみんな携帯でメールやゲームやっているから、漫画も売れなくなっているんですね。

今度は携帯で本を読ませるとかあるけど、それってどうかな。やっぱり紙を自分で一枚ずつめくる、ふと自分でページを戻せる。
そういう寄り道もいいんです。携帯だと想像力が乏しくなってくるんじゃないかと思いますね。全部受身でね。
占いもそうかもしれませんが、結局人にどうかして欲しと思っているい。あんな非科学的なものに振り回されて・・・(笑)。

ところで、ぜひクラシックとロックの違いをおしえて欲しいんですけどね。
(ベートーベンの)田園を聞くと、バーっと田園の風景が広がってくるなんていう・・・。


川:ちょうど先日、第1回の座談会のパネラーだった守屋さんと、
守屋さんのご友人で現代詩人・サルサトランペッターの辻 和人さんと【田園】を聴きにいってきたんです。
 第3楽章にロック魂を感じましたね(笑)。スパーク、震撼しました。魂が浮きあがる感じがしました。ピアニッシモを表現することが上手い音楽家が、いい音楽家なんだそうですね。
クラシック音楽にビートルズをみたようです。根底は古典にあるし。普遍性があるんですね。

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# by project13percent | 2005-05-08 10:22 | 座談会II May 8, 2005