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6月12日 座談会13

質問者:貯蓄から投資という掛詞で投資教育が叫ばれていますが、
     お金を増やすという面では色々と紹介され議論されていますが、
     そのお金を手に入れた後に、どう使うかという発想は
     少ないない気がします。

     投資家やお金を増やすということでしょうが、
     資本家というのは金を使うことまでも含まれるのではと思います。
     我々は「資本主義」の社会に生活しているのに、
     その肝心な「資本家」という言葉や人物はなかなか登場しない
     という点に関心を持っておりますが、お二人の資本家に
     対する定義を教えていただきたいと思います。
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澤:私はこのように考えています。というのは、人はそれぞれに持って生まれた
  ものがあります。それは不公平なものであることは仕方ないと思います。
  しかし、それをどのように社会に配分していくかが重要となります。
  であれば、資本家はどんどん増えて欲しいと思います。我々としても
  どんどん稼いで、どんどん社会に還元していきたいと思っています。その
  際に大事なことはどのようなビジョンの下で社会還元したいか、という
  ことだと思います。資本家を卑しいと言いたい人には言わせておけばいい。
  しかし、我々は高貴な資本家になりたいと思います。

藤:格好よくお金を使う、という発想は日本では乏しいと思います。その理由
  として、これまでそもそもお金持ちになることができなかったのではない
  でしょうか。それは税制の問題などもあると思います。
  現在株式上場も含め、多くの金持ちが生まれていますが、その使い方に
  これからの注目が集められると思います。
  この前、上場・未上場の社長の集まりがあったのですが、そこでワタミ
  フーズの渡辺さんが、カンボジアに学校を作るプロジェクトを紹介して
  下さりました。それを聞いて私を含めた多くの人が感動していました。
  私の考えとしては、おそらくこれから多くの資本家が現れると思います。
  そしてその中で「格好良い資本家」が少しずつ出てきて、それを見本と
  して、さらなる資本家予備軍が出てくると思います。
by project13percent | 2005-06-10 10:37 | 座談会Ⅲ June 12, 2005


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