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出生率、1、29の裏側にあるもの。


愛川眞由です。

「出生率の低下がとまらず。。。」というニュースを、今日、目にしました。

ニュースのインタビューに答える女性の方々が「子供を安心して産めるような
環境が整っている感じがしない。。」と答える姿に、「一体何が、世の女性達に
そう思わせているんだろう??」と感じた方も多いのではないでしょうか?

実は昨年、友人でアクション女優の秋本つばささんと現代を生きる女性のこのような不安について話す機会があり、最終的には「働く女性のネットワーク創り」に何か貢献できるようなイベントをやりたいね!というところで意気投合し、現代を生きる女性たち(女優、ダンサー、アーティスetc。。。)によるコラボレーションショー 彩祭を企画しました。


*詳しくは舞台裏ブログを御覧ください。

以前から、この少子化問題には個人的に興味を持っていましたが、
私自身も一人の女性としてこの企画に関わる中で、この「少子化問題」の裏側に
あるものを、より感覚的に感じるようになってきました。

このプロジェクト13%は、個人ひとりの判断ではなく、家族という単体の判断というものも大切にしていて、最初にこのプロジェクトの説明文の中に「ご夫婦、ご家族と一緒にご参加することを是非お勧めしたい。当日、会場の裏舞台には、モニター付きのフリースペース室も設けるので、小さいお子様とご一緒の方もお気楽にどうぞ。」という一文を見た時に、私は一人の女性として非常に嬉しく感じたのをよく覚えています。

それはこの現代社会において、「豊かさ」っていうものをただ利益や成績を出すことだけでなく、女性の価値観も、子供の価値観もきちんと大切にするような「真の豊かさ」を創っていけたら。。。という、とても温かい響きを感じたからだと思います。

そういえば、この「彩祭」出演メンバーの女性陣&男性演出家&男性スタッフによる
第一回目のミーティングが4月にあったのですが、 まず出演者の女性陣で、もっと
このプロジェクトの目指す方向性を 明確にしておこうということで、ショーのテーマ、方向性について 熱〜いトークバトルが繰り広げられたことがありました。


その時に「まずこのショーは、ただショーをやって終わりではなく、 最終的には
働く女性のネットワーク創りに貢献できるものにしたい。
より自分らしく生きて、幸せになれる女性が一人でも増えたらいいね。」と、
企画立ち上げ当初、企画発案者の秋本つばささんと話していたこともあり、
目指すところは「幸せな女性が増えること。。。(もちろんこれは、その女性のパートナーである男性、その子供が幸せになること=「家族の幸せ」にダイレクトに繋がります。)」

ということで、「女の幸せ」について、各々がどう思い、
日々生きているかに関して、女性の本音トークが炸裂しました。

これだけ女性の生き方が多様化してくると、結婚するか、しないか 。。。?
子供を産むか、産まないか 。。。?どのようなスタンスで仕事をし、または
しないのか。。。?とにかくバリエーションは無限大なのですよね。

「女の幸せといったら「対おとこ」。やはり♂、♀のメスの幸せ ってことだと思う」
という非常にストレートな御意見から、 中には「結婚しないで、私は一生独りで
生きて行く。。。」と決意した 女性たちも私の周りには結構いる。。。という話など、
参加者女性のそれぞれのユニークな生きざま、考えていることを聞いているだけで、
私自身も一人の女性として、非常にいろんなことを感じさせていただきました。

そして最後に男性の演出家、スタッフの方々の意見がまた非常におもしろく、
やはり男性の方々の視点や御協力は、このプロジェクトの成功にはかかせないな〜と思った次第です。

特に私自身が一番印象的だったのは、男性スタッフのこの御意見。

「話を聞いていて、僕が非常におもしろいな〜と思ったのは、 男性はこうやって
集まって「男の幸せとは??」とか言って 語り合ったりしないんですよね。
男性はそれよりも「成功」ってキーワードの方がピンとくる。

だから「女の幸せって??」というテーマで、こうやって語り合うこと自体が
もう「女性っぽい発想なんだな〜」って、非常に興味深く話を聞いていました。」


それを聞いた女性陣は「えっ??そうなの〜〜〜??!」
とびっくり。。。!


でも「なるほどな〜」と思いました。

以前、ある本で読んだのですが、一般的に
「男性ははウルトラマン思考、女性はお姫さま指向」というのが
根底にあることが多いんだそうです。

お姫さまは「大事にされてて愛されてて、自身もキラキラ輝いてて満足〜
幸せ〜」って感じだけど、ウルトラマンって別に「幸せ」がどうのこうの
っていうよりは、 「正義の味方=かっこいい=成功」って感じですものね。

そして締めの男性演出家のお言葉

「今回の話し合いで見えてきたものは、これだけ意見も生き方も多様化してきて
いるけれども、自分も参加メンバーも「日本人」ということで、
テーマは様々な生き方をしている人たちの「和」かな〜と。。」

この「和」が性別を越えて、社会で深まっていけばいく程、「少子化問題」も
緩和されていくのではないかと、個人的には感じています。

「和」を感じて生きていれば、女性も安心して子供も産めますよね。
それには体制作り、云々あるでしょうが、まずは自発的に集まった女性メンバーと
それを応援してくださる男性の方々とで、この企画をたちあげるところから
始めてみようと思った次第です。

是非この企画で「少しでも日本の社会の「和」が深まればいいな〜と。。。」
そういう「和の拡がり」の想いを込めて、この企画にタイアップしていただける企業さんや、スポンサー企業さんを募集しております。
by project13percent | 2005-06-01 22:11


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