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ゆれ動く「中庸」

守屋です

「中庸」といいますと、だいたい真ん中あたりの穏当な選択肢とってればいい、という感じがあります。

確かに「中」という字は、「□(しかく)」の真ん中に「|(たてぼう)」が入った形で、中心を意味します。
一方「庸」の字は「続ける」という意味合いがあります。二つあわせて「真ん中をつき続ける」という意味になります。

しかし問題は、物事には、中心の位置がころころ変わるものが多いということです。水は容器に応じて形をかえるので、真ん中の位置は容器しだいになります。

その意味で、時々の「端」をまず正しく測定し、そこから真ん中を割り出す必要が出てきます。政治的な真ん中は、左右を確定させることで、割り出されるようなものなんですね。

こう考えると、中庸って揺れ動くもので、中庸で居続けることって結構難しいことがわかります。

では、ドーナツのように、真ん中がなかったらどうするか?このお話は、来週に(笑)
by project13percent | 2005-04-23 09:28


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